太陽と向日葵
わがまま向日葵がいました。
わがまま向日葵は
太陽は常に僕を照らしてくれるものだと思い込んでます。
落ち込んでる時、調子のいい時、いつも照らしてくれてると思い込んでます。
いつもいつも
太陽に元気いっぱいの光を催促してます。
そんなある日、
太陽は
雲に隠れてしまいました。
しかし、かすかですが、
雲の隙間から
太陽が見えます。
そんな
太陽からも
わがまま向日葵は、元気いっぱいの光を浴びようとしています。
しばらくすると、
太陽は
大雨のため、完全に姿が隠れてしまいました。
わがまま向日葵はやっと気付きました。
あんな元気いっぱいの
太陽も疲れるんだと・・・。
疲れているのにいつも力の限り照らしてくれてたんだと・・・。
わがまま向日葵は思いました。
太陽から元気いっぱいの光ばかり浴びてないで、僕も
太陽の
太陽になろうと。
しばらくして、
太陽が元気いっぱいの笑顔で再び現れたとき、
見下ろすと地面いっぱいに
ひまわりで出来た
大きな太陽がありました。
その日から晴れた日の続く毎日が続きましたとさ。
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